【OD3】過去の管理官たちとの違い
 「踊る大捜査線THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!」(OD3)で、新たに登場した「ニュータイプ」の官僚、鳥飼誠一。

 ここからは、大した内容ではありませんが、ネタバレ、かつ、映画の内容に触れた感想(解説ではない)を述べていますので、ネタバレや他人の書いた感想を読みたくないと思われる方は、追記の展開を押さず、回避をお願いいたします。
 Twitterなどから直接飛んでこられた方で、ネタバレや他人の感想を読みたくないと思われる方も、どうか、ここから先には進まず、お戻りください。
 誠に申し訳ありませんが、お互いの心の平安のために、どうかよろしくお願いいたします。


 なお、はじめにお断りしておきますが、この意見を書くことが、自分と違う考え方をしている他の方の意見を否定しているわけではないことを、まず強調させていただきます。
 自分の意見が頭から否定されたら、わたしはいやです。自分に身辺の危険が及ばない限りは、他の方の意見もできれば否定したくないです。あしからずご了承ください。


 さて、ご面倒をお掛けいたしました。話を続けます。


 鳥飼については、先日も感想を書かせていただきました。
 【OD3】外なる敵、内なる敵
 で、今回は、先日書き足りなかった、過去に登場した管理官たちとの比較を書かせていただきます。


 「踊る」シリーズには、過去に幾人もの管理官が登場しました。うち何人かは、容疑者や所轄に対して明らかな「暴言」を言い放ってきました。
 例えば「歳末SP」では、新城管理官(当時)が、被疑者に対して拳銃を向け「こいつの罪は万死に値する」と言い放ちます。 また「OD2」では、沖田管理官(当時)が、すみれさんの負傷後「使えなくなったら補充して!」とこれまた「暴言」を言い放ちます。
 こういった言動を指して、過去の管理官たちと鳥飼とは同じような思考の持ち主だとおっしゃっる意見をいくつか拝見しました。

 確かにそうなのかな?と思えなくもないのですが、同一視してしまうにはどうにも違和感があり、その違和感はいったい何に起因するものだろう?とずっと考えていました。で、ちょっと思い当たったことがあります。

 私が、新城管理官や沖田管理官と、鳥飼の言動を同一視できない理由は、鳥飼の「冷静さ」に起因します。

 「OD2」では、沖田管理官(当時)の暴言は、明らかに冷静さを欠いた精神状態でいわれたものです。
 彼女の発言は、常に「所轄への配慮」に欠けたもので、「所轄」の捜査員(ならびに「所轄」に肩入れしている「観客」)からは、明らかに反感をもたれてしまいます。
 しかし、プロジェクトの管理者は、所属員に不慮の事態が生じたとき、その欠員をどう埋めるか、最優先で考えるものです。もちろん、それをどう表現するかは配慮します。沖田管理官には明らかにその配慮が欠けており、そのことで、彼女は大きな「しっぺ返し」を食らいます。
 「歳末SP」での新城管理官(当時)は、一見冷静そうですが、やはり通常の言動に比べると、被疑者の暴挙で「ぶちぎれて」いるように見えます。
 二人とも、異常事態の前に冷静さを欠いています。で、その良しあしは別として、人間としての未熟さを(観客の前に)暴露します。

 前述の二人に比べ、鳥飼の言動は、あくまで冷静です。周りの状況を判断し、相手の立場に配慮した提案をしているように見えます。が、その実、提案の内容は、彼の「警察官として持つべき理念から明らかに逸脱した信念」に沿うものです。

 こじつけなのかもしれませんが、これも、今まで登場してきた官僚たちの誰とも違う、非常に異質な存在だと感じた理由です。

 ラスト近く、鳥飼は、青島くんに挑発めいた言葉を投げつけます。
 自分の交渉力で、周りの人間を「手玉に取ってきた」鳥飼にとって、青島くんは「自分の提案に乗らない」初めて目にした人種なのでしょうか?そして、自分がずっと批判し、おそらく内心では馬鹿にしていたであろう、室井さんが命令を発し、その青島くんを結果として動かした事実を、彼はどう感じているのでしょうか?
 あの言葉は、鳥飼の無意識の焦りが発した虚勢故の発言と、とれなくもありません。穿ち過ぎかもしれませんが、そんな気もします。

 またまた、長々、ぐだぐだと、感じたままに書いた文章を読んで下さった方に心からの感謝を!

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