[ODF]「信じる」という言葉の重み
 ここからは、「踊る大捜査線THE FINAL 新たなる希望」(ODF)のネタバレ、かつ、映画の内容に触れた感想を述べています。
 ネタバレや他人の書いた感想を読みたくない方は、ここから先には進まず、お戻りください。
 誠に申し訳ありませんが、お互いの心の平安のために、どうかよろしくお願いいたします。



 さて、お手数をおかけ致しました。話を続けましょう。


「室井さん!俺はあんたを信じる!あんたも俺を信じてくれ!」

ODFのドラマが大きく動きだす局面で、青島くんは室井さんにこの言葉を発します。

どうして「信じる」「信じてくれ」っていうのだろう?

今さら?という感じもしないわけではない。

初見の時からずっと気になって考えていました。

OD1のように「命令してくれ!」「事件は現場で起きてるんだ!」でもない。
OD2のように「聞こえるか?」「どうして、現場に血が流れるんだ!」でもない。
OD3のように「おれたちにも捜査を(させてくれ)!」(これは室井さんに言ったわけじゃないのですが)でもない。

たくさんたくさん考えて、うまく言えませんが、こういうことかな?と書いてみます。

室井さんは、警察庁の円卓会議の席にいて、全ての事情を知ったうえで、湾岸署に「最後の仕事をしに」赴きます。
でも、青島くんは殆ど何も知りません。

警察上層部が何かを隠している。
室井さんに電話するも、事情を知っているらしいが「私に預けろ」としか言われない。
捜査をしようとしたら、やってもいない「不当捜査」「誤認逮捕」「自白強要」の罪を、こともあろうに、真犯人の鳥飼からなすりつけられる。
挙句、辞職を迫られ、警察手帳を取り上げられてしまう。
入れ替わりにやってきた室井さんに抗議したら、その室井さんまでもが辞職を迫られているらしいと判る。

青島くんが知りえたことはこのくらいです。

何か得体のしれない大きなことに巻き込まれている想像はついても、その正体が判らない状態では、次の手もそうは考え付かない。

そんなこんなの混乱のなかに「真下署長の息子が誘拐」という知らせが飛び込んでくる。
どうも、一連の事件はつながっているらしい。

青島くんは、正しいことをしたいと願ってきた警察官です。
そして、自分たちが市民を守る最後の砦であるという誇りと自負を持っています。
その青島くんが、子供の命を狙う犯罪を、まして、自分たちの仲間である、真下署長の窮地を見過ごすわけはないのです。

青島くんの心中はおよそこんな感じなのかなと想像しました。

自分は警察手帳を取り上げられた。辞職も迫られている。
でも、これは自分たちが立ち向かうべき事件だ。
自分は、室井さんを信じる。
室井さん、あなたも自分のことを信じて、警察官の仕事を全うさせてくれ。

こういう思いが凝縮したのが、先の言葉であり、「これはおれたちの事件だ!」という叫びなのだと思います。

そして、室井さんは、確かにその言葉を受けとめて、青島くんを現場へと送りだすのです。


うまくいえないのですか、こういうことなのかなといまは思います。
せっかくの素晴しいシーンに、余計な感想をくっつけちゃって、すみませんという感じでもあります。

どっとはらい

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