新城さんのこと
 「容疑者 室井慎次」をみて、改めて、室井さんのことを書きたくなりました。でも、ちょっと遠回りして、「容疑者 室井」での新城さんのことを書いてみます。

 思えば、新城さんは、OD1での登場のときから「踊る」流の典型的なキャリアとして描かれていました。彼の言葉は、警察組織を統率する組織の論理に裏付けされています。でも、一方で、新城さんは、室井さんを無視することが出来ません。そう、無視できないのですよ。

 新宿北署でのラストシーン、新城さんの行動に、室井さんは心を強く動かされていました。室井さんは、情の人ですから。では、新城さんはどうでしょう?
 あの行動を、室井さんに対する新城さんの友情と考えることも可能ですが、新城さんは、警察組織の行く末をあくまで冷静に考えて、室井さんを切らなかったのだと思います。

 室井さんは、その行動ゆえに、人の心を掴むカリスマ性を持ち始めたともいえます。真実を明らかにしたいと思わない現場の警察官はいませんから。そして、論理だけでは、組織は統率できません。人は、理の生き物であると同時に、情の生き物でもありますから。
 新城さんは、自分が決して持ち得ない、室井さんの特質を、警察組織保持のために用いることを考え始めたとも言えないでしょうか?池神長官のように自分の都合のいいように利用するのではなく、室井さんをあるがままに生かして。

 「あの人は警察に必要だ。」
この言葉の意味はとても深いと思います。

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