三人の大人っていったい誰?
題名は,シンゴジラの完成会見で庵野監督が言われた「矢口は子ども、赤坂の方が大人で、この映画に出てくる大人は三人しかいない。そのうちの一人です。」に由来しています。
さて,気に入った登場人物として,始めに「矢口,赤坂,泉」の若手政治家3人衆を取り上げます。ネタバレなので,追記に書きます。先にオチを言いますと,書きたいことを書いたために,思いがけず長文になったので,題名ネタを回収していません。それは次回ということでご容赦ください。ご面倒をおかけしますが,よろしかったらお越しください。
(以下,ネタバレ防止の改行)


お越しくださってありがとうございます。では,早速。
「矢口,赤坂,泉」の若手政治家3人衆を最初に取り上げるのは,自分が気に入った登場人物ランキングの上位を締め,かつ,3人まとめてじゃないと自分の考えがうまく伝わらないからです。
では,3人について,ドラマで語られたことを踏まえて,思ったことを書きます。ネット上では,「矢口」「泉ちゃん」「赤坂センセー」と映画での呼称が多く使われていますが,架空の人物とはいえ呼び捨てもいやなので,基本「さん」付けで呼びます。始めに,設定のおさらいです。
・矢口さん
本名:矢口蘭堂
年齢:39歳(発災時)
職業:保守第一党所属衆議院議員
(胸元のバッチと台座の色から確定)
なお,「庵野監督が「選挙区は山口3区」といわれたらしい
役職:
前半 内閣官房副長官(政務担当),巨大不明生物特設災害対策本部事務局長兼任
後半 内閣府特命担当大臣(巨大不明生物防災)・巨大不明生物統合対策本部副本部長
泉さんいわく「(巨大不明生物に対する)事実上の行政執行者」
行政執行法は昭和23年に行政代執行法の成立とともに廃止されましたので,行政執行者は「呼称」でしょうか?
先代も政治家(赤坂さんと東官房長官の会話と警察庁幹部たちの会話から確定)
ここから推論。
39歳の男性にしては,「蘭堂」という名前が古風。もちろん,キラキラネームでもない。
つまり,名付け親が年配者,または,代々名前に「堂」をつける由来があるとか,考えられる。
したがって,先代は父君ではなく祖父君であるとか,3代以上続く政治家の家系という仮説も成り立つ。
(安野モヨコ作品からの引用というネット情報はひとまず横に置いておきます)

・赤坂さん
本名:赤坂秀樹
年齢:42歳(発災時)
職業:保守第一党所属衆議院議員(確定方法は上と同じ)
役職:
前半 内閣総理大臣補佐官(国家安全保障担当)
後半 内閣官房長官代理
赤坂さんと東官房長官の会話から2世議員ではないことが推定される。もしくは,先代が幼少時に早逝され,親のコネを利用できる立場ではなかった。
ここからは推測。
赤坂さんを官僚と間違える観客が多いので,いっそ官僚が政界に転身したという考えることもできるが,どうかなあ?親の七光りもコネもなく,己の実力のみで42歳で首相補佐官になれるものだろうか?

・泉さん
本名:泉修一
年齢:不明(矢口さんと同じ?)
職業:保守第一党所属衆議院議員(確定方法は上と同じ)
役職:
前半 保守第一党政調副会長
後半 内閣総理大臣補佐官(臨時)
選挙区は関西地方らしい(出典不明)が,ならば,いわゆる広義の関西弁が出てこないので,「落下傘候補」の可能性あり。

・矢口さんと赤坂さんはお互いをどう思っているか?
矢口さんは,赤坂さんを苦手に思っているだろうと感じる。
何か言ってもなだめすかされる。冷静に考えれば,赤坂さんの言ってることのほうが正論に近い。でも,納得できないので,自分の意見をぶつける。
赤坂さんはというと,結構複雑な思いがありそうに見える。
「親のコネを臆することなく利用する」矢口さんに苦々しい感情はある。
「大人」なので矢口さんに始終苦言を呈す。しかしその裏に「お前,こんなことで他人に足を引っ張られるなよ?」という心配がちらちら見え隠れする。相手のことがどうでもよけれは,苦言なんてわざわざ呈さないでしょ。
(親のコネ以外に)自分にはないもの(熱,もっというならカリスマ性)を持つ矢口さんに期するところはある。だから,超多忙な内閣官房長官代理の身でありながら,立川の庁舎の屋上で矢口さん(と観客)をこんこんと諭したり,「ヤシオリ作戦」終了後に,おそらくは立川からわざわざ練馬駐屯地に出向いて,矢口さんをねぎらっている。
しかしながら,その思いは矢口さんには伝わらないように見える。臨時内閣組閣時に泉さんに出世だといわれ,
「聞こえは良いが、失敗したときの腹切り要員だ。赤坂さんの抜け目の無い采配だよ」
と返している。でも,あの役職は,巨災対の事務局長で,政治家として巨大不明生物の情報を一番正確につかんでいる矢口さんの選任がベターな選択だし,あの混乱時に矢口さんの「手駒」ともいえる「巨災対」メンバーをそのまま矢口さんの管轄下においていることが,矢口さんと「巨災対」メンバーへの何よりの配慮に思う。それを「腹切り要員」と言われるとは,ちょっと報われませんな,赤坂センセー(笑)。
練馬駐屯地では,赤坂さんも矢口さんに本音をかなり語り,矢口さんも赤坂さんの言葉をそれまでより素直に受け止めていたようにも見えますが,このお二方の距離は縮まることはあっても,交差したり,並行になったりはしないんだろうなと感じる。

・矢口さんと泉さんはお互いをどう思っているか?
いわゆる「盟友」。
矢口さんも泉さんには心安く接してるし,泉さんは,直情径行気味の矢口さんの言動をいなしたり,からかったり,でもいざとなると,矢口さんのバックアップをはっきりとやっている。矢口さんには心強い存在だろう。ただ,泉さんの支援がはっきりしてる分,赤坂さんのうっすらとした支援が見えにくくなるきらいはある。やっぱり,赤坂センセーは報われない(苦笑)。

・実は補完関係なのかも?の3人
これまでの自分のつたない経験からすると,リーダーには以下の3つの要素があったほうがいいと思っている。
「パッション,ビジョン,そして人使いのうまさ。」
矢口さん,赤坂さん,泉さんは,皆,その3要素を持っているだろうが,どこを強く出しているかというと,それぞれに方向性は違うように見える。
矢口さんは,計画を完遂しようとするパッション。赤坂さんは,これからの国家立て直しのビジョン。泉さんは,気配りと顔の広さに見える人使いのうまさ。
安定して立つ鼎のように互いが長所をうまく補完しあった組合せなのかもしれない。「巨災対」メンバーが期せずして集まった「ライトスタッフ(Right Stuff,正しい資質,適任)」の集合体であったように,この三人にも同じことが感じられるといったら,夢の見過ぎと笑われそうですな。

思いがけす長文になったので,題名ネタの回収は次回に回します。
では「それはまた別のお話」
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